2017.2.27
長野県松本市にあるJAMデザイン㈱の業務は大きく分けると、2つあります。
今回は②「広告戦略の立案と実施」についてのご紹介となり、特に「経営者」「広告担当者」の方向けの内容となります。
ちょっとその前に、皆様にお馴染みの「金魚すくい」のお話をさせていただきます。目的は出目金をすくうこととします。
A:水が濁っていて、目標となる出目金どころか何も見えない水槽。見えないので出目金もいるのか不安です。(目標が視覚的に見えていない)
B:水が透明で、目標となる出目金が固まっているところが見える水槽。(目標が視覚的に見える)
AとB、どちらの方がすくい易そうでしょうか?
ほとんどの方が「B」とお答えになると思います。
視覚的に目標物(出目金)が見えたほうがすくい易いからです。
さらに、金魚をすくう「ポイ」はどちらの方が使い易い(効果がある)でしょうか?
C:金魚をすくう「ポイ」が出目金をすくえるか分からない「ポイ」
D:出目金用の「ポイ」
ほとんどの方が「D」とお答えになると思います。
「出目金をすくう」という目的に対して結果(効果)が得易いからです。
この後お話させていただくサービスは、Bの「目標が視覚的に見える」をエリアマーケティングの分析ツールを活用することで実現し、
Dの「目的に対して効果のある手段」を広告に置き換えてご提案するものです。
みなさまはどのような目的で広告を使われていますか?
TV・ラジオCM、ネット広告、折込チラシ、ポスティング、新聞広告、雑誌広告、フリーペーパー、野立て看板、交通媒体など様々な広告手段があります。
企業やお店が広告費を支払い「広告」を実施する理由は、商売をしている以上「売上アップ」「集客アップ」に繋げたいというのが主な目的になると思います。
そして、できれば「効率よく」(費用対効果を高めて、広告費のコストを極力かけずに)、「売上アップ」「集客アップ」に繋げられたいと思います。
では、出来るだけ効率よく費用対効果の高い広告で、目的を達成するにはどうすればいいでしょうか?
そのためには「誰に」「何を」「なぜ」「どこで」「いつ」を明確にすることが重要です。
例えば美容院で広告を行う場合、下記①と②どちらの方が効率的に伝わりそうでしょうか?
「誰に」「何を」「なぜ」「どこで」「いつ」で考えてみます。
①より多くの人に、自社のサービスを、知ってほしいから、何かを使って、1ヶ月間伝えたい。
②松本市の50代の女性に、根本カラーリングのキャンペーンを、知って来店して欲しいから、折込チラシで、地域のお祭前の11月初旬に伝えたい。
①の場合、沢山の人に知って来て欲しいという気持ちは分かります。しかし、より多くの人に1ヶ月間伝えたい場合には様々な広告媒体を使う必要があり広告費用がかさみそうです。また伝えたい内容も「自社のサービス」と幅がひろいので伝えたい事が沢山=情報量も沢山=伝えたい内容が埋もれ易い=伝わりにくくなりそうです。
②の場合、エリアが松本市に絞られターゲットの年齢層も性別も明確なため使う媒体も絞れ、広告費は①よりかかりそうにありません。伝えたい内容も「根本カラーリングのキャンペーン」に絞っているので、必要としている人(既存・新規のお客様)に明確に伝わりそうです。
このように、「誰に」=ターゲット、「何を」=伝えたいサービス・商品、「どこで」=ターゲットにあった広告手段で、「いつ」=ターゲットや地域の行事に合わせたタイミングなどが明確になればなるほど、効果的に伝わり易くなります。
更に、エリア内に50代女性が実際何人いるのか分かればどうでしょうか?
見込み客数も分かります。見込み客数が分かると市場規模が見え、売上・来店数目標を立てやすくなり、目標(◯円、◯人)・戦略を立てることが出来るのでどのように来店、購入していただき易くするか(戦術)が見えてきます。
もしくは50代女性の多いエリア少ないエリアが分かれば、優先順位をつけることができ、更に効率的に伝えることができます。
逆に、ターゲットでは無い20代男性が多いエリアに広告を打っていたとしたら?
無駄なコストがかかっているので見直すことができます。
ですので、地域の特性(エリアによる年齢分布、男女比、住み方、働き方など)を知ることも重要です。
※松本市・安曇野市・塩尻市など中信地区はもちろん、長野市など北信、東信、南信の各地区から全国の市町村の分析が可能です。(最小エリアは町丁目別※松本市中央1丁目の人口など)
お客様にご来店いただいたり訪問したり、自社・自店の周りの地域の方がお客様=商圏を持ってご商売されている場合、自店・自社のお客様がいるエリアの特性=周辺地域の特性を知る事は重要なポイントです。
なぜなら、自社・自店の売上を支えてくれるのは地域(商圏)のお客様だからです。
弊社では、商圏を持ってご商売・ビジネスをされる経営者・広告ご担当者の皆様に、「データから地域特性を分析するツール(GIS)」を使って地域の特性を分析し、地域の特性に合わせた最適な広告戦略をご提案させていただいています。
例えばこんなことが分かります。
☑人口
☑性別人口分布
☑年齢別人口分布
☑自社・自店からの距離
☑自社・ 自店へ車でかかる時間(ドライブタイム)
☑住み方(持ち家or賃貸)
☑働き方
☑居住期間
この他にも様々な項目がございます。
更に様々なデータを掛け合わせることで、ターゲットを絞り込む事も可能です。
これらを総務省統計局の国勢調査のデータを元に、エリアマーケティングツール(GIS)で分析します。
少子高齢化・趣味趣向の多様化・人口の減少トレンド・技術の進歩など様々な要因で、ビジネス環境は大きく変化しています。変化を捉え、適切な戦略を練るためには、まず地域特性を知る必要があります。
現在、自社・自店の商圏に対して広告を実施されている経営者・広告担当者の皆様は、どのような基準で広告手段(媒体)や広告内容を決めていますか?
予算で決めている場合…月の広告予算は◯万円だから◯万円分のエリアで折込チラシを撒いている。
ターゲットは新聞の購読率の高い層ですか?エリア内に何人いますか?
エリア内のターゲット年齢層の人口✕新聞の購読率✕チラシの閲覧率で何人のターゲットに届いているか推測できます。
その結果、広告費の最適化・コストダウンができる可能性があります。
昔から継続している場合…5年前から月に1回、同じエリアにポスティングを撒いている。
ポスティングで何を伝えていますか?配布エリア内に住んでいる人の特性に合っていますか?
広告費の費用対効果を高められる可能性があります。
営業年数が長い場合…昔から営業しているので、周辺の人は知っているはず。だから広告は打っていない。
松本市の人口の流出入人口は年間約1万人います。地域によっては5年で50%の人が入れ替わっているエリアもあります。
広告を行うことで、認知されお客様が増える可能性があります。
お客様の購買プロセスの第一歩は認知ですので、認知が広がればお客様が増える可能性があります。
またターゲットとなるお客様によって最適な広告手段(媒体)は変わってきます。
例えば、折込チラシは新聞に折込まれるため、新聞の購読率と折込チラシから情報を得る割合が大きく影響します。
購読率の高い年齢層には有効ですが、購読率の低い年齢層には届きません。
自社・自店のターゲットとなるお客様がエリア内にどれ位いるのか、その人にはどんな広告手段が有効なのか。
エリア内はどのような人が多いのか。多い層に向けた商品・サービスの内容で、その人に合った広告手段は何なのか。広告のタイミングはいつがいいのか?
より効率的で、より費用対効果の高い広告戦略が組むことができます。
GISを活用したエリアマーケティングの過去の実績は数十例です。
例えば、GISを使って下記の様な事にご活用いただいております。
☑広告戦略、営業戦略の立案
☑広告費のコストダウン
☑広告費の最適化
☑広告費の費用対効果アップ
☑営業活動の効率化
☑出店予定地の事前マーケティング調査
☑商圏の確認
☑看板の設置位置の検討
等々。
ご提案先は、
美容院、エステ店、複合型商業施設、パチンコ店、不動産会社、建築会社等のエリアマーケティングを必要としている企業・店舗様で業態は様々です。
この他にも、居酒屋・ラーメン店などの飲食店舗、スーパー、衣料販売店、商店、小売店、車販売、不動産、住宅公園、保険業、医院など自店・自社周辺の方がお客様のご商売・ビジネスにご活用いただけると考えます。
詳しくお知りになりたい方は、お問い合わせフォームからお問い合わせいただくか、お電話下さい。資料をお送りするか、ご必要でしたら長野県内であればご説明にお伺いします。ご説明・ご相談は無料です。