2016.2.22
先日、長野県発!のフレームビルダー千田さんの工房である、安曇野市の『北アルプス工房 タワーサイクルズ』さんに打合せに伺いました。
とても興味深かったので、ご紹介したいと思います。
-フレームビルダーって?
自転車乗りなら誰でも一度は憧れる自分自身の体にフィットしたオリジナル・ハンドメイドの世界で一台だけの自分の自転車。そんな自転車を実現してくれるのがフレームビルダーです。
-千田さんはなぜフレームビルダーに?
小さな頃から自転車が好きだった千田さん。小さい頃から自転車を分解したり、遠くまで自転車に乗って出かけていたようです。
大きくなり都内に就職。自転車に走れる環境が無く一度は自転車から遠ざかりました。
その後、様々な経験を積んで安曇野市にある某電気メーカーの製造事業所に就職。その時の仕事でモノづくりの難しさや楽しさを経験。大きな影響を受けました。
そして、ここ安曇野の環境に再び自転車に乗りだしました。その中で自身のこれまでとこれからの人生を考え、フレームビルダーになる事を決意。
自転車作りの技術や精神を学ぶため、単身自転車の街ポートランドへ。
現在は、2016年4月の受注開始に向け皆さんのご期待に沿える様、着実に準備を進めています。
そんな『北アルプス工房 タワーサイクルズ』さんに伺うと、まるで射撃場のターゲットようなものがあります。一瞬、ここは工房ではなく攻防では?と頭をよぎりますが、これはその人に合った自転車を作るため、サイズを図る箇所を示しているようです。
一人一人に合った自転車(フレーム)を作るため全て手作業です。
工房内には様々な道具や治具があります。
『技術力』『安全性』『精度』はここから生み出されます。
その一つ一つに意味があり、拘りがあり、何だか道具から呼吸が聞こえてきそうです。
そして、自分の体の実寸にあわせて作られたフレームは、世界にたった一つの自分だけの自転車となっていきます。
-フレームビルダー千田さんのこれからの展望は?
自転車乗りで自転車が好きな方のために世界で一つだけの、あなただけのフレームを作っていくのはモチロンですが、将来的にはもっと色々な人に自転車に興味を持ってもらえるような、自転車を好きになってもらえるような自転車文化を広める取り組みをしていきたいと思っています。
ここ安曇野市は自転車を乗るのにとても恵まれた環境が揃っています。
この美しい風景の中で自転車に乗れることは、とても贅沢で素敵な事です。
ママチャリで買い物をしている、通勤・通学に自転車に乗っている人など、本格的に自転車に乗っていない無い方でも、自転車に触れて楽しめる。
そんな自転車文化を、皆さんと作っていきたいと思います。
そんな千田さんですが、現在は4月の販売開始にむけ絶賛準備中です。
追記)販売開始が5月29日に決定しました!
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